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変なおくさん

エッセイ

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僕の奥さんはヒトコトで言うと「変な生き物」という言い方がピッタリの生物である。

「純粋☆」とか「ピュア♪」とかではなく「本能で生きている」と言った方がしっくりくる。

 

そんな奥さんの生態の中でも、特に頻繁に見られる現象が「寝言」である。

寝言というと所謂「むにゃむにゃしゃべり」で、はっきりとしゃべるイメージはないかもしれないが、奥さんはほぼ覚醒時と同じトーンでしゃべる。

ただ言ってる事がかなりカオスなので、ほぼ確実に「これは寝言だな」と分かる。

基本的には頭がお花畑の人なのである。

ちなみに寝てるはずなのに唐突に爆笑する「寝爆笑」という応用技も存在するが、今回は基本からご紹介したい。

 

先日、奥さんが何となく熱っぽいというので寝かせることに。

「熱っぽい」といっても「36.7℃」とかだ。

平熱が異常に低いというのもまた「変わった生態」のひとつかもしれない。

 

1時間半が経ち、そろそろ起きた方がいいかなと様子を見に行く。

というか、いくら熱っぽいといっても、昼近くに起きておいてよく夕方にまたこんなに安らかに眠れるものである。

と思いつつ、声をかけてみる。

 

「まだ寝るの?」

「zz…zz……」

「おい、まだ寝るの?」

「…zz……………はいッ!!」

「は、はい…??寝るの?」

「寝なきゃ…」

「寝なきゃ?」

「だってモツのやつ…」

「モツ?」

「ペラペラのやつ…ひくんでしょ?」

「ペラペラのやつ?」

「…け…」

「ん?」

「しゃけ…」

「しゃけ?」

「しゃけ」

「なに?」

「………zz……」

「おーい、なにをひくって?」

「……わかんない」

「モツってなに」

「…zz…………」

「おーい」

「…………自分で言ってて忘れた」

 

そして2秒後には、またお花畑の世界に戻っていった。

 

30分後に声をかけたときは、さっきよりはまともそうだったので、念のため「しゃけ」とか「モツ」とか「ペラペラのやつをひく」というワードを出して確認してみると…

 

「モツってなに?」

 

というお返事。

 

「うん、もう少し寝とけ」そう言って僕はまた布団をかけるのであった。

 

この奥さん、変なんです。