あなたの知らない似顔絵の世界①「似顔絵師は誰でもなれる!?」

 

初めまして。

似顔絵を研究し続け早3日、「犬用ボーロもりもり食べ食べおじさん」こと似顔太郎です。

 

…なんじゃそりゃ。

いやあ、しばらくまともに文章を書いてないと、ついつい反動でふざけたおしてしまいます。一応、気を付けてみますが、多分無駄に長くなったりどうでも良いこと書くと思います。

 

 

ところで、DMMビットコインのCMって何かイラっとしません?

 

…て、あー!!!!言ってるそばから関係ないこと書いてるよー!!

今、目の前でCMやってたんだよォォ!!

 

ローラといい、ちょっと前に話題になったコインチェックの出川といい、CMを見ればどういう層に対して訴求してるかが透けて見えますよね。お二人自体は僕、好きな部類のタレントさんですけど。

で、CMといえばスマホ全般のそれに言えることなんですけど、なんでどのCMもことごとく……ん、ダメだ。本題に入ります!!


さて、似顔絵業界の話です。

「似顔絵」の話ではありません。

いいですか?似顔絵の描き方とかじゃないですよ?

 

先生「まずはこの顔を見て思いついた特徴を言ってみましょう。はい、どうですか?」

生徒「輪郭が卵型です」

先生「はい、そうですね。他には?」

生徒「目が少し離れてますね」

先生「うんうん、どんどん言ってみよう!」

生徒「口が大きい、眉毛が太い、少し天然パーマ…」

先生「じゃあ、その特徴を書きだしておいて、まずは実際に描いてみましょう」

生徒「はーい」

 

とかいう、無駄のない無駄な授業みたいな話ではありません。

 

この美しくも残酷な似顔絵業界について、僕の知っている範囲でみなさんにご紹介してみようかなと、そんな風な所存であります。

で、第一回目の今回は「似顔絵師ってどうやってなるの?」みたいところを解説してみようかなと思います。

 

多分、日本人なら誰もが「似顔絵師」に憧れてると思います。

「大きくなったらパパみたいな似顔絵師になるんだ!」と目を輝かせて宣言したことは誰もが一度はあるでしょう。

今どきの小学生がなりたい職業は、ユーチューバーかニガオエシーかだそうです。

 

そんな特権階級の似顔絵師という職業ですが、結論から言えば誰でもなれます。

本当に誰でもなれます。

 

その理由のひとつとして「”似顔絵師”という資格はない」ということが挙げられます。

「漫才をやり、自分で漫才師と名乗れば誰でも漫才師」というのと丸っきり同じと言っていいでしょう。

「医師」とか「弁護士」とか「教師」とかを軽はずみに名乗ったら、ヘタをすればお縄を頂いちゃいますが、「似顔絵師」は軽はずみに名乗っても誰も気にしません。

ちなみに僕は「似顔絵師」という呼称が苦手です。

 

「でも似顔絵の会社ってあるじゃない?ああいうところは試験とかあるでしょ?資格は無くても実力がなくちゃ仕事できないじゃない!」

という疑問もあるでしょう。

 

これはまあ一概には言えませんが、そこまでの実力が無くても入れます。

もちろんガッツリ研修制度があったり、まずはスクールに通ってというところもあります。そういうところはある程度の実力を認められなければ所属させてもらえません。

 

ここがちょっと説明が難しいところなんですが、上述したようなところは「絵柄や画材などが全画家共通」なんですね。

つまり決まった描き方、もっというとマニュアルに則って描きますので、当然求められる能力の基準値みたいなものがあるわけです。その基準に満たなければ仕事をさせてもらえないと。

 

そうではなくて、僕がここでいう「似顔絵師」というのは「独自の絵柄、個性で描いている人」を指しています。大部分の似顔絵師がそうです。

先人の影響はあれど、基本的には皆、独自に腕を磨き似顔絵を描いています。

逆に言えば、画家それぞれの多種多様な絵を評価する基準がないということです。

 

で、話が戻ります。

ある程度実力が無くても会社に雇ってもらえるというのは、そういうことです。

似顔絵の表現方法は実に様々で、リアルに忠実に描く描き方もあれば、アニメのようにキラキラ描いたり、とんでもなくデフォルメしたり、そのひとつひとつが個性なわけです。

これはともすれば「下手くそも個性」ということに成りかねないのです。

実際、リアルでもアニメでもデフォルメでもない「ただの実力不足」があっさりとこの業界に入ってきたりします。

良く言えば「味がある」なんて言い方もできますが、はっきりと「へたくそ」と断言できる似顔絵師は実は少なくないのです。

 

いくらなんでも下手な人は雇わないでしょ?と思うかもしれませんが、いくらなんでも雇うのです。

この「雇う」っていうのがミソで、似顔絵会社で働く=固定給がもらえるワケではないんですよね。

前述のマニュアルがある会社は固定給ですが、大部分の似顔絵師は歩合です。

会社は画家を雇ってもその人が売れなかったら報酬は払わなくてもいいんですから、リスクの面ではかなり小さい。

もしかしたらその画家が成長して売れっ子になるかもしれないという思惑もあるかもしれませんが、最優先なのは現場の確保です。

せっかく商業施設などと契約して出店したのに、派遣する画家が足りないとその現場が無くなってしまいます。それがいちばん恐れていることなので、下手でもなんでもとりあえず頭数を揃えようとするのです。

 

だから、名ばかりの「研修」を数回受けた後、いきなり「似顔絵描きます。お一人1,800円です」なんて現場に立つわけです。

もちろん画家の実力も経歴も様々ですので、新人でも上手な人はいますが、大半はお絵描きに青髭が生えている程度と思ってまず間違いありません。

 

ふむ、長くなりましたのでまとめます。

似顔絵師は誰でもなれます。

その理由は「似顔絵の上手いヘタの評価が難しいこと」「資格や試験が必要ないこと」「雇う側がクオリティ(質)ではなくクオンティティ(量)を最優先すること」

これらの理由で、ちょっと絵が好きくらいの志でもあっさりと現場デビュー!なんてことは十分あり得るわけです。

 加えて今どきはインスタグラムツイッターなどで仕事を募集している「セミプロ」みたいな似顔絵師(?)も多数存在しますので、似顔絵業界はまさに有象無象のカオス状態なのです。

 

そんなワケで、こんな長文を最後まで読んだ方、ありがとうございます。

あなたが似顔絵好きの人であれば、是非とも良い似顔絵師になってください。

ただし、いきなりSNSとかから始めないでください。対面の経験がないとお客様のニーズ(気持ち)はいつまでたっても読めません。独りよがりの作品を描き続けることになるでしょう。

似顔絵というのは間口が広く誰でも受け入れますが、奥はとことん深いです。

 

あなたがすでにこの業界の人であれば「こんな”はぐれ似顔絵描き”のブログまでいちいちチェックしなくてよろし!」と言っておきます。

 

 

タイトルに「①」とありますが「②」以降続けるかは分かりません。

一応、頭の中には「似顔絵業界のパクリ事情」「個性か?変人か?ただのダメ人間か?」「現場に出るということ~悲哀編~」あたりの構想があります。