私は絵が下手である。
…………………え?いや、マジで。
ホントにね、僕、絵が下手なんです。
似顔絵1本で家族を養ってるのに、ですよ。しかも通販だけで。
またまたー。謙遜してるだけでしょ?
もしかしたら、僕と一緒に仕事をしたことがある人、僕の絵をよく知っている人ですら、そんなことを思うかもしれないけど、本当に絵心ないの!
そんなに信じられないなら、何かお題出してみー!
え?イノシシ?動物ね。はいはい。
…描いたよ!
はい、次のお題!
トカゲですか?はいよ!
いや、マジだから!
ふざけてないから!!
なに?キャラクターなら上手なはず?
ピカチュウ?
ほれ、ぴかー!!
……オワカリイタダケタダロウカ?
あー!!!!ちょっと待って!!帰らないで!!!
ここで帰られたらもう商売できない!!
ちゃんと見て描けば上手いから!!!
まずは動物を見て!!
どや。
キャラクターもどんなタッチでも描けるから!!
こういう大人向け漫画のキャラから…
幼児向けのカワイイやつ。
あと、全く読んだことも描いたこともない、知らない漫画のキャラクターも見れさえすれば描けますんで!!
もちろん、似顔絵もイケますよ!!
つまりね、ほとんど描いたことないもの、興味のないものをササっと描くような能力は著しく低いのだけど、見ながら描けばそれがどんなものだろうと描けてしまうというね。絵が上手いんだか下手なんだか、自分でもサッパリ分からん。
これ、なんでこういう現象が起きちゃうか自分なりに考えると、たぶん圧倒的に絵を描いてこなかったから、だと思うんですよ。
学校とかで習ってないのはもちろん、独学ですらない。ただ描きたい絵だけを全力で模写してきただけ。それもそこまで数をこなしてない。
だから、美術部や専門学校で絵を描いてきた妻の方が基礎力は何百倍も上。
でも模写とか風景画とか描かせると、僕の方が圧倒的に上手い。
絵の具の使い方も何故か僕の方が上手い。
妻に言わせると僕は色んな意味で「天才」らしいが、自分からすると単純に「絵心ないよー」というだけの話。
……はい。というわけで、今回は禁断のネタを投下してみましたとさ。